最も優れた学習法
2022年1月12日公開
皆さんは、正月休みをどのように過ごしましたか。私は、1月1日には、京都嵐山の松尾大社へ出かけました。しかし、周辺の道路が初詣客の車で混雑し、近づくことが出来なかったため門前で引き返しました。その帰り道、有名な京都堀川高校の門前を通りました。 堀川高校は、普通科の府立高校ですが、「探究学習」を取り入れたユニークな教育で有名な高校です。探究学習を中心にした勉強法を取り入れる以前は、京大合格者は数名だったのが、探究学習を取り入れた結果、数十名の京大等難関大合格者を出するようになって、全国的に有名になりました。この高校のすぐ近くで私も大いにインスパイアされました。
探究学習は最も優れた学習法
「探究学習」による勉強方法は、最も優れた勉強法であることは間違いありません。 私たちの桃李高校でも、将来的には、何らかの方法で探究学習を取り入れたいと思っています。
◆皆さんに伝えたいこと
第1に勉強を習慣としよう
高校生のうちに、勉強する習慣と一瞬のうちに集中する癖をつけて下さい。「やる気スイッチ」など全くいりません。そのためには、どんなことにも興味を持つことが条件です。 最初から自分の興味の範囲を決めつけないで、貪欲になって勉強してみましょう。
第2に資格取得を考えよう
商業高校や工業高校など専門課程に在籍している生徒は、簿記3級、ITパスポートや危険物取扱技術者など、高校生のうちに資格を取ることが当然の目標になっています。しかし、普通高校に通っている高校生の場合、英検や漢検を除くと、なにも資格を取らず卒業する人がほとんどでしょう。学校側でもそのために指導をほとんどしません。普通科は大学や専門学校への進学が当然と考え、資格所得に必要性と興味を示さないからだろうと思います。しかし、大いに努力して資格取得にチャレンジする理由があるのです。 第1に進学や就職に役立つことがあげられます。そして第2には、資格取得は勉強に取り組むための大きな目標となることです。勉強の目的が明確になれば、継続して勉強する動機になります。また、どこまで勉強が進んだかという進み具合を明確にする指標ともなります。また、どこまで勉強が進んだかという進み具合を明確にする指標ともなります。資格所得は、勉強のモチベーション維持に大いに役立つのです。
第3に薦めたいことは、読書習慣を身につけること
読書ほど楽しいことは他にありません。読書の楽しみは一種の麻薬のようだと私は思っています。(麻薬というのは比喩に過ぎません。念のため。)実際、次から次へと際限なく本が読みたくなり、読書を続けたくなるからです。読書の楽しみは多くの人が書いたり話したりしていますから、繰り返す必要はないのですが、まだ読書習慣がない人もいます。どんな本でもかまいません。単なる癖ですからぜひその癖を付けて下さい。そして、できれば、古典を読んで下さい。おやつを食べる様に、どんなでもいいから活字を読む癖を付けて下さい。一生、豊かに過ごせます。
◆皆さんに期待すること
桃李高校は、皆さんが社会生活を営む上で必要となる、常識や知識など教養を身に付ける場です。自立するための3年間と思って下さい。他者と良好な人間関係を築くことが大切です。そのためには、コミュニケーション能力を高める必要があります。 また、学校卒業後は社会人として、社会に貢献する必要があります。そのために必要な知識や技能を高めることが求められます。自分の長所と希望を考えて、今努力すべきことを明確にして下さい。◆高校3年間は、進路を考える時
キミの夢を明らかにしてください。どんな人生を歩みたいか明確に表現してください。そうすれば、本校の教員はキミの夢の実現に向けて全面的に支援します。水先案内人のように、方向を示し、サポートします。 夢と目標は、長期に実現したい夢と、すぐに実現したい夢の両方を共に思い描いて下さい。