西濃桃李高等学校

どうしたら国語が得意になるの? 国語の勉強法について

2021年11月16日公開

これまで、国語の勉強法について生徒から何度も色々な質問を受けてきました。そんな時に、私は、「英語と同じように勉強しなさい」といつも答えてきました。ちょっと雑なアドバイスでしたので、もう少し具体的に考えてみたいと思います。

国語は、よく言われるように、他の全ての教科の基礎になる科目です。これは確かなことです。数学や英語は大人になってあまり役に立っていないという人でも、国語が役立たないと言う人はほとんどいないでしょう。そんな人がいたとしたら、その人が気づいていないだけだと思われます。  そのように大切な国語なのに、勉強方については、「何をどう勉強したらよいのか分からない」とか、「あらためて勉強しなくてもいいのではないか」というような疑問が誰でもわいてくるのです。

 

しかし、本当は、国語の力を伸ばすことは、一生にわたって、あらゆる幸運を引き寄せるのです。それほど重要なのです。実際、私の場合も文章を書いたり、何かの文書を作ることが嫌いでなかったことが大いに役立ちました。

では、第一に国語力は、どのように分類することができるでしょうか。

まず、「読解力」と「作文力」、次に「書き言葉」と「話し言葉」等です。更に皆さんの立場に立つと、国語のテストで高得点を取れるかどうかが一番気になることとではないでしょうか。  実は、この全部が、お互いに関係しています。数学の言葉で言うと、「<正の相関>がある」ということになります。  皆さんの中には、定期試験や実力試験などで、国語の試験が特に安定して得点できないという悩みがある人が少なくないと思います。  4つか5つの選択肢の中から正解の11つを選ぶ問題で、いつも間違えてしまう。正解の選択肢を選ぶ方法が分からない。そう感じている人は多いのではないでしょうか。このような、悩みは私にもよくわかります。私も、どの選択肢も正解のように見えてどれが正解なのか分からないという経験を高校生の頃したからです。

当然のことですが、筆者が文章を書くのは、読者に何か伝えたいことがあるからです。そして、1つの文章で筆者が伝えたいことは1つだけです。どれだけ長い文章であっても、そのことは同じです。

 Mp>でも、実際には相当長い文章もあります。読者に自分の考えを納得してもらうための説明が長くなってしまうこともやむを得ない場合もあるのです。作者は何のために文章を書のでしょうか。作者は読者に理解し、納得してもらいたいために文書を書いていますがこのことが大切なのです。理解してもらう為には、「倫理的」な文章で なければなりません。論理的に書かれていないと、読んでも意味が分からないからです。実際、感情的に書いた文は読むに耐えないでしょう。 だから、読み手も論理的に読むことがどうしても必要なのです。

 

論理的に内容を理解するには、少しは訓練が必要です。これが国語の勉強です。試験で間違ったら、どうして間違ったのか、納得できるまで考えてください。この練習を積めばきっと国語が大得意になります。

 

国語は論理の教科です。皆さんも知っているかも知れませんが、2022年高等学校の学習指導要領が大幅に改訂されることになっています。特に国語においては、「現代文」という科目がなくなり、「論理国語」と「文学国語」との選択となります。論理が大切であることを明確にしているのです。

 

私も、皆さん全員が、国語の勉強を通じて、論理的に物事について考える思考法が身につくことを期待しています。

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