西濃桃李高等学校

自分をもっと好きになろう!

2020年8月18日公開

「自己肯定感」を持つことがキミの将来を決める!

あなたは自分のことが好きですか?それとも、どうしても好きになれない理由がありますか?

「自分が好きだという感覚」を「自己肯定感」と呼びます。聞いたことはあるでしょう。 「自分をありのままの自分を受け入れて、自分をもっと好きになる。そうすれば、人生の質が高まり、毎日が楽しく充実したものに変わっていくはず」などとしばしば説明されますから、耳にしたことはあるはずです。

ところで、私が最近大変気になっていることがあります。どんなことかというと、インターネットの発達によりコミュニケーションの輪が広がり便利になりましたが、残念な現象も増えているのです。具体的には、インターネットを利用した他人への誹謗や中傷または嘘の情報の書き込みです。これらの中には、特定の個人を攻撃する書き込みの他に、特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動(ヘイトスピーチ)などまであります。このようなインタネット上の書き込みにより、自殺者が出るなどして社会問題化しています。あなたも聞いているでしょう。そのため現在、誹謗・中傷を書き込んだ人を特定し、罰する方向に社会は動き出しています。犯罪やトラブルに巻き込まれ、被害に遭うなどの人権侵害の事案も発生しているからです。

書き込みが匿名でできることが問題なのですが、他人の誹謗したり中傷したりすることは人間として、最低の行動です。これ以上に人間として恥ずべき行動はありません。  では、どこに問題があるのでしょうか。私は、誹謗中傷したりする人の問題として「自己肯定感」が極めて低いことにあると考えています。「自己肯定感」とは最近よく聞くようになった言葉ですが、最初に書いたように「自分が好きである感覚」のことです。ここで、自分が好きであれば、怒りの感情が沸き起こっても、その怒りをうまくコントロールできるため決して、他人を攻撃することはないのです。ところが、「自分が好きになれない人」つまり「自己肯定感」の低い人は、自分の中にある一種の「怒り」をうまくコントロールすることができず、他人に対して攻撃的になりやすいのでしょう。このことと、「匿名」であることから自分は安全圏にいると思って他人を攻撃するだろうと思います。

 

自己肯定感が低くなると、自分自身に対して信頼や期待が持てず、本来の力を十分に発揮できなくなってしまうことがあります。あの大学へ行きたいなと思っても、とうてい自分では無理だ、受かるはずがないと思ってあきらめてしまうことになるのです。反対に、自己肯定感が高い人は、大学進学を考えたとき、新しいチャレンジができてうれしいとか、成長できるチャンスだと前向きに考えられるのです。どんなことでも成功する可能性が高くなると考えられます。

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