西濃桃李高等学校

「独学」について理解しよう

2021年7月14日公開

先日の日曜日、高島屋の9階にある書店に行き、書店内を歩き回っていると、平積みになっている分厚い本に注目させられました。その本の厚みにおどろいたのです。 「独学大全」という800ページ近い本です。私も独学が重要であることはよく分かっていて、自分でも好きで今でも独学を続けているので、その大きな本を見て、この際、桃李の生徒のみなさんにも、独学の大切さを伝えないといけないなと思ったのです。

 

みなさんは、勉強といえば、学校にきて授業を受けることと考えているのではないでしょうか。授業を受ける勉強以外の勉強といえば、宿題や定期試験の前の試験勉強くらいに思っている人が多いように思います。  しかし、本当に大切な勉強は、授業のように強制的にする勉強の他に、自主的に能動的にする勉強もあるのです。この勉強が「独学」です。皆さんには、ぜひ、独学の意識を持ってほしいと思います。

 

授業を受ける勉強と、独学による勉強を比較しておきましょう。

    授業を受ける勉強

  • 受動的な勉強、強制的にさせられる勉強
  • 好きでない科目もしなければならない
  • 勉強時間は選べない
  • 学年ごとに学習内容が決まっている
  • 強制的に続けられる
  • 効率よくすすめることが可能
  • 独学による勉強

  • 能動的な勉強、自主的にする勉強
  • したい勉強を集中的にできる
  • 好きなときに勉強できる
  • どんどん先へ進んで勉強できる
  • 続けることが困難、途中でやめてしまう
  • ガイドがないと進めることが難しい

本校では、「生きることは学ぶこと、学ぶことは生きること」を標語にしていますが、実際、学ぶこと、つまり知ることは大きな喜びです。独学の楽しさを知ってほしいと思います。  知識を広め能力を高めることは、そのこと自体楽しいことですが、実は、一生を考えると、勉強には大きなリターンがあるのです。突然現実的な話になりましたが、リターンとは経済的な収入増のことです。勉強することは、楽しいだけでなく、経済的に十分ペイするのです。人間は、生まれたときには、ほんの僅かな能力しか持っていません。人間の能力のほとんどすべては、勉強によって獲得したものです。だから、勉強して能力を高めることは、道具や武器を身につけることと等しく、これがリターンとなるのです。

 

学校の授業は、独学へのガイダンスと思って下さい。授業で興味を持ったことを、本で調べたり、インターネットで検索したりしていくことにより、「独学」が習慣になっていきます。授業が「独学」へのガイダンスとはそういう意味です。

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