西濃桃李高等学校

将来について考えよう

2021年2月17日公開

理事長 福田洋

3月の学年末を控えこの1年を振り返って、皆さんはどんな感想を持っていますか? 思い残すことは何もありませんか?悔いのない1年を送ることができたでしょうか?

 

2月の学年末試験が終わると、皆さんは4月から1年生は2年生に、2年生は3年生にそれぞれ進級します。

中でも現在2年の皆さんは、4月から最終学年の3年生になります。高3生としては卒業を控えて、大学等へ進学する場合も、就職する場合も、重大で難しい決断をしなければなりません。後悔のない有意義な1年となるように、努力して下さい。

 

当校の先生方は、多くの生徒指導経験を持つベテランです。きっと皆さんの進路決定に役立つアドバイスができます。進路について何か迷うことがあったら、話しやすい先生に相談を持ちかけて下さい。[迷いがあることは努力している証拠だ]というような意味だと、私には思われる有名な格言があります。ドイツ語ですが紹介します。

 "Es irrt der Mensch, solang er strebt." (Goethe)

 現在1年生の皆さんも、将来の進路について今から考えて下さい。早すぎることはありません。

当校が理想とする高等学校とは?

通信制の長所としては、卒業や進級の条件として登校の必要性のハードルが低いことがまずあげられます。そのほか、最も大きなメリットとしては、通信制高校は普段のカリキュラムが自由に作成できることにあります。そのため、中学校の復習を授業で行うこともできるし、難関大学の受験指導の時間を取ることだってできるのです。さらに、長所として、芸能関係の授業やイラストの授業など、または簿記やパソコンの授業など普通科の高校では取りあげられない授業を行うこともできます。こうした授業は、全日制普通科の高校ではほとんど不可能なことです。

一方、全日制高校の長所はといいますと、言うまでもないことですが、授業時間が年間で約190日から200日登校して、1日当たり5時限~6時限も授業があるのですから、詳しく丁寧に先生の説明を聞くことができます。学力向上に適していることは明白です。その上実際には、多くの私立高校で進学実績を上げるために、1日7時限以上の授業を行ったり、土曜日も授業を行っているところも少なくありません。生徒の学力を向上させる為に適していることは明白です。そのほか、毎日学校へ通いますから友達が作り安かったり、部活動を活発に行うことができるといった長所もあります。

全日制と通信制の長所をイイトコ取り

 

さて、当校が目指す高校はというと、通信制のメリットを活かし、かつ全日制の長所を全て持っている高校です。実に、欲張った高校です。これを当校では「全日登校型の通信制高校」と称しています。しかも、この「通信制と全日制のイイトコ取り」は、毎日登校できる週5日登校コースであれば容易に可能となります。

さて今、皆さんに注目してほしいことは、高卒者の約75%が上級学校へ進学しているという事実です。特に、大学や短大以外に専門学校にも注目してほしいと思います。高校から専門学校へ進学した場合、入学後、「専門学校から大学への移動」ができます。また逆に「大学から専門学校への移動」が色々な方法で可能となっています。すなわち、この2つの教育機関が連携し、一方通行ではない選択肢が拡がっているのです。このこともぜひ注目して下さい。

専門学校は、大学や短大と比べても非常にフレキシブルなしくみを持った高等教育機関です。修業年限は1年から4年までに分かれ、設置学科も実に様々なものがあります。2年以上の課程修了者には「専門士」、4年以上の課程修了者には「高度専門士」という称号が付与されます。そして「専門士」には大学の途中年次への編入資格が認められ、「高度専門士」には大学院への入学資格も与えられています。

実は、専門学校は「壁にぶつかったとしても別のルートでやり直しができる」学校なのです。専門学校と大学の連携が深まっていますので、高校生の皆さんの進路選びもより柔軟な選択が可能となっているのです。専門学校と大学が種々の形で連携していることは、進学を考える際にぜひ覚えておいて下さい。

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